タイ語ってどんな言語?
タイ語の特徴・概要について紹介します。タイ語ってどんな感じ?という疑問がなんとなーく解決されると思います。
〜目次〜
タイ語の文字
タイ文字の数
タイ語の文字は子音字が44個あり、これにさらに母音に使う字が15個、声調(音程)や繰り返しの記号が加わりとても多いです。
初めから全部覚えようとすると、大変です。実際はめったに使わない文字もあるのでよく使うものから覚えていきます。私は使いながら覚えていきました。教科書の文を書き写したりしていると自然と頻出の字を多く練習するようになりますよね。
タイ文字の起源
文字のルーツは、隣国カンボジアのクメール文字をもとにして、スコータイ王朝時代にラームカムヘン王が作ったと言われています。
一方、隣国ラオス語の文字もほとんどタイ文字に似ているので、タイ語が読めるとラオス語も少し読めるようになります。
タイ文字を学ぶメリット
タイ、特にバンコクでの生活においては英語表記も多いのでタイ文字が読めなくても特段困ることは ないと思います。ごくたまに「立入禁止」とかの注意書きがタイ文字のみのときがありますが、その場の雰囲気で大体わかりますよね…!
文字が読めて便利だと感じるときは、料金表が読めることですね。バイクタクシーの料金表はタイ文字のみで書かれていて、相場を知らない外国人がぼったくられやすいです。読めると「ここに書いてあるじゃん」と料金交渉しやすくなります。
また、観光地の入場料で、タイ人料金がタイ文字で、外国人料金が英語で表示されていることがありますが、倍くらい違って残念な気持ちになりやすいです。
タイ語の音
タイ語の響き
タイ語の音は日本語ほどではないですが、柔らかめの響きです。タイ語を勉強している人の中には響きが好き、という人も多いのではないでしょうか。
声調
中国語のように声調(音程の上げ下げ)があります。タイ語は5声調あります。
音の高さによって意味が変わってきますので、単語を覚えるときは声調も一緒に覚えないといけません。日本語にもありますよね。例えば橋と箸とか。
タイ語だとmaaという音だけでも声調によって「馬」、「犬」、「来る」など違って意味になってしまいます。
母音の発音
アとエの中間や、イとウの中間の音など、あいまい母音があります。例えばアとエの中間だったら、英語のappleのaみたいな音です。
子音の発音
子音の種類が多く、日本語にない音もあるので、発音し分けるのに練習がいります。
特にtとth、kとkhのように息を混ぜる混ぜないの発音がうまくできないと、これまた意味が変わってきてしまいます。
タイ語の文法
タイ語の文法は他の言語とくらべて簡単と言われています。自分もそう思います。
単語が活用しないので、複数形や過去形などの変化した単語を覚える必要がありません。
単語の並びは基本的には、主語+述語+目的語の順で英語に近いです。ただ日本語のように主語を省略できたり、「象は鼻が長い」といった二重主語文もあるので、日本人にとっては馴染みやすいかもしれません。
(活用しない分、実は省略した部分を推測しにくいといったデメリットもありますが…)
タイ語の単語
タイ語の日常で使うような単語は簡単な単語の組み合わせで作られる単語が多いです。
例えば「トイレ・浴室」という意味の「hongnaam」は
hong(部屋) + naam(水) = 水の部屋 = トイレ・浴室
という風に分解できます。簡単な単語を覚えればその組み合わせで派生して覚えていけるので、ボキャブラリーを増やしやすいです。組み合わせ方からタイ人の考え方も垣間見れるので面白いです。
まとめ
タイ語の特徴について説明してきました。特徴をまとめると、以下のようになります。
- 文字は独特の形で数が多く、覚えるのが大変
- 日本語にない発音があるので練習する
- 文法や単語は簡単なので覚えやすい