タイ語のあいさつ
今更ですが、簡単なタイ語の挨拶を発音も含めて紹介します。
※語尾について、丁寧表現のときは常に下記の語尾が付きます。
男性が言う場合:ครับ [khráp]
女性が言う場合:ค่ะ [khâ]
こんにちは
สวัสดี ครับ/ค่ะ [sawàt dii khráp/khâ] (サワッt ディー クラッp/カー)
元々、タイ語には「こんにちは」に相当する言葉がなかったらしいです。
西暦1920年頃にタイで初めてラジオ局が開業するときに、MCの人が番組の初めの挨拶に何かいい言葉がないかと思い、古典の言葉から造ったそうです。
このสวัสดี [sawàt dii] が登場するまでは、
ไป ไหน มา [pay nǎy maa](パイ ナイ マー)どこいってきた?
กิน ข้าว หรือ ยัง [kin khâaw rɯ̌ɯ yaŋ](ギン カーウ ルー ヤン)ごはんもう食べた?
เป็น ยังไง บ้าง [pen yaŋŋay bâaŋ](ペン ヤンガイ バーン)調子どう?
など言って挨拶代わりにしていたそうです。
さようなら
別れるときも、こんにちはと同じ สวัสดี ครับ/ค่ะ [sawàt dii khráp/khâ] を使います。
というか、タイ人はあまりさようならを言いません。
ありがとう
ขอบคุณ ครับ/ค่ะ [khɔ̀ɔp khun khráp/khâ](コーp クン クラッp/カー)
すみません、ごめんなさい
ขอ โทษ ครับ/ค่ะ [khɔ̌ɔ thôot khráp/khâ](コートーt クラッp/カー)
ขอ [khɔ̌ɔ]:請う = 〜させてください
โทษ [tôot]:罰を受ける
単語を分解すると「罰を受けさせてください」という意味になります。
大丈夫、どういたしまして
ไม่ เป็น ไร [mây pen ray] (マイペンライ)
この言葉は万能で、タイ語を勉強していない外国人でもタイに住む人なら絶対に知っている表現です。
「ありがとう」「すみません」と言われたときの返答に「大丈夫」という意味で使ったり、「○○要ります?」の返答で「結構です」といったニュアンスでも使います。
「気にしないで」「気にしてないよ」のシチュエーションで多用され、細かいことは気にしない人が多いので、よーく耳にします。